ふるほん結構人ミルクホールで珈琲
ランチ食べ歩き「東京最高のランチ」。レトロでステキなお店を見つけました。「ふるほん結構人ミルクホール」っていう名前から怪しいお店です。
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(フルホン ケッコウジン ミルクホール)
まさに昭和だよねっていう内装は、なつかしいの一言。本も置いてあって、店内で読むことも購入することも出来ます。でもそんなに本は多くないかな?カバーがかかって読めないものも多いです。漫画が続きの巻ではなくて、とびとびで置いてあるのもなんとも言えません。買われちゃったのかな?意外と面白そうな本が並んでますよ。70~80年代を中心としたコミックやサブカル系の本です。
お店はただの民家を改装した感じで、場所もわかりにくいのですが、お店の横に看板が出ています。この看板がいつの時代のもの?ってくらいのレトロ感があり、お店に対する期待が膨らみます。(人によってはこの看板を見ると入りたくなくなるかも)
お店の中は意外なほどきれいだったりします。センス良いですよ。ゴチャゴチャしない程度に遊びがあってシャレています。すごく良い。昭和っていいなって思いますね。
音楽は昭和のラジオ(歌謡曲)が流れています。ダイヤルを回すタイプの電話が置いてあって、飾りかなと思っていたら、実際に音がなってビックリ!使ってるんだ…。
このお店はとってもくつろげますが、おしゃべりしたりする場所ではありません。一人で行くのがいいかもしれないですね。ゆったりと懐かしい雰囲気の中、読書なんかをするには最高の場所です。「静かな読書空間へのご協力毎度ありがとうございます」ってメニューに書いてあったりします。
そして、このお店は雰囲気が良いだけのお店ではないんです。メニューの裏に書いてある7つの自由っていうのが面白い。マイペースの自由、読書の自由、豆選択の自由、撮影の自由、委託の自由(ミニコミ誌の委託、絵画や写真などの展示)、席移動の自由、途中退店の自由の7つです。
そして「少数派保護宣言」っていうのもあります。このため席は2名席しかありませんし、3名以上の席を作ることも原則してないようです。ただ複数人での利用が出来ないわけではなくて、読書空間を壊さないように気をつけてほしいということのようです。
こういったルールで独特の空間を作り上げているんですね。
そして、メニューにもこだわりがあります。
珈琲は地区や農園を指定したものを揃えていますし、無殺菌の牛乳なんてものまであります。無殺菌って驚きじゃないですか?水はシーガルフォーで浄水したものだそうです。
珈琲豆の種類は6つありました。産地、品種、ロースト、入荷年まで記載されていて良い。一応全て書いておきます。
・東ティモール
東ティモール レテフォホ村 ティピカ種 ハイロースト 07年2月入荷」
・イルガチェフェ ナチュラル
エチオピア シダモ州イルガチェフェ地区 ティピカ種 シティロースト 06年10月入荷
・サンセバスチャン
ブラジル sao sebastiao農園 ムンドノーボ種 シティロースト 07年2月入荷
・エストレーラ
ブラジル Estrela農園 イエローブルボン種 シティロースト 07年2月入荷
・ワンゴ
ケニア ティカ地区 ソフィナフ(品種) フレンチロースト 06年8月入荷
・カイナムイ
ケニアキリニャガ地域 ブルボン/ケント種 フレンチロースト 06年8月入荷
こんなところです。すごいこだわりを感じませんか?品種名とか入荷年まで書いてあるところなんて、あんまり見たことないです。それぞれ味の解説なんかも丁寧に結構長く書かれています。
珈琲は1年以内に入港したニュークロップ(新豆)のみを使っているのも特徴です。これは珈琲豆も農産物、生鮮食品として考えているからです。ランブルさんや北山珈琲店とは逆の考え方ですね。僕が一番良く珈琲豆を買っている「珈琲工房ホリグチ」も珈琲豆の鮮度を大切にしています。
「お決まりになりましたらお席から声をおかけ下さい」ってメニューには書いてあります。狭いお店なので、席から声をかけても聞こえるんです。従業員は1人しかいません。通常は客席には出てこないので、自宅のようにくつろげるんですね。1人しかいないので、「コーヒー抽出時は後ほどお伺いします」だそうです。
珈琲は「エストレーラ」500円を注文します。エストレーラは2006年カップ・オブ・プログレッシブ・セラードのウオッシュト(ウオッシュトは珈琲豆の洗浄方法の一つ)部門で1位になった豆だそうです。
珈琲はミルクと砂糖が付いてない「ナシナシ」というのがあって、「ナシナシ」にすると50円引きです。砂糖は「さとうきびの洗双糖」で、ミルクは「無殺菌の牛乳」を使っています。乳製品ではないコーヒーフレッシュのような、そのまま食せないものは使ってないそうです。
後は無殺菌牛乳の「想いやり牛乳」も一緒に頼みます。「想いやり牛乳」は「つめたい牛乳」550円と「ホットミルク(ぬるめ)」650円があります。「冷たい牛乳」にしました。
自家製のケーキも置いています。チーズケーキなんかは有機肥料で育った鶏の卵や無添加のバターで作っているそうです。
さて、そんな珈琲「エストレーラ」ですが、思ったより濃いですね。シティローストと書いてありますが、フレンチロースト寄りです。でも苦味は弱く、やわらかな酸味が広がる珈琲です。酸味強いですけど飲みやすい。じっくり味わうと旨味と甘みが充分に感じられます。かなり温い温度で出てきます。温いから味も感じやすいんですね。雑味のないスッキリした味わいです。それでいて味のある珈琲。なかなか良いです。
でももう少し温かくてもいいかな…。おいしいですが、1位の豆かというと疑問です。
そして今度は「想いやり牛乳」を飲んでみます。
この「想いやり牛乳」は北海道の中札内村にある想いやりファームで作られている牛乳だそうです。僕の地元のそばです。こんなところあったんだ。知らなかった…。
なんでも日本で唯一の加熱殺菌しないで飲める牛乳だそうです。加熱していない牛乳は胃でコロイド状に固まり、ゆっくり消化されるそうです。腸に負担がかからないので、お腹がゴロゴロすることもないということです。
牛乳の温度は6度くらいでしょうか。冷たすぎず、牛乳の味をしっかりと感じられる温度です。
驚くほどの臭みのなさです。一般的な牛乳から感じられる香りは加熱臭で、良く低温殺菌の牛乳なんかを飲むと、この香りが余り感じられなく、とってもおいしいのですが、それ以上です。やさしい乳本来(だと思われる)の香りがします。
そしてなにより驚くのが甘み。すごく甘い。甘みを加えてるんじゃないかというくらいです。ほのかにっていうレベルではないですね。
意外とあっさりした牛乳です。コクがあるタイプではなくて、さっぱり感がある牛乳です。
濃厚なコクを求めるなら、アングラー牛乳(知ってますか?)がお勧めです。
「想いやり牛乳」は飲む価値がありますね。それにしても北海道はやっぱり牛乳がおいしい。他にも色々とおいしいのがあるんで飲み比べてみるのも面白いかも。
「想いやり牛乳」はソフトクリームなんかにも使われているそうです。ソフトクリームもおいしそうですね。でもたぶん、そのまま飲んだ方がおいしいと思いますけどね。
全てにおいてこだわりが感じられて、とっても好きになってしまったお店です。でもお客さんを選ぶお店ではあるので、人によっては全然楽しくないかもしれません。僕は思いっきりハマリましたよ。
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